南東モルッカスはティモールからニューギニアの島にある西パプアに向かって東へ1,000km広がって連なった群島。未発展で、人口中心とは程遠い、未開の地、「フォゴットンアイランド」は外界から遠くかけ離れ孤立した場所。この地域ですべきこと、見るべきものは数多く、コーラルトライアングルの壮大な火山風景など、これらの孤島の文化を知る旅は時間をかける価値のあるものです。
ここは多くのクジラ(特にマッコウクジラやシロナガスクジラ)の通過地点であり食事場所であるのと同時に、数種類のイルカ達の生息地としても好まれます。シロナガスクジラを深い火山の斜面から探したり、水上からマッコウクジラが泳ぐ姿を見下ろしたり、ホエールウォッチングに1日を費やすのには最適な場所です。
アロール群島に属すパンタール島、プラ島、クンバ島、テルナテ島、ブアヤ島は間違いなく世界最高のダイビングを誇ります。このわくわくする新しいルートでのダイブでは信じられないような海底の生態系が見られます。汚れのない保護されたリーフには500種のコーラルが1000種類のリーフフィッシュの住みかとなっています。壁、暗礁、パッチリーフがドラマチックな3Dの地形を作り出すのと同時に、ブラックサンドのエリアは絶好のマックダイビングサイトを提供します。栄養豊富に上昇する水はモラモラ、オナガザメ、シュモクザメ、ザトウクジラ、シャチ、ゴンドウクジラ、マカジキ、バショウカジキなどの遠洋魚を集めています。
水面下と同じように水面上にも絶景が広がります。くすぶる火山が美しい珊瑚が敷き詰められたクリアな海底まで伸びる様子、ヤシの木で飾られたサンディビーチ、山の斜面にまといついた伝統的な村。アロール島は島の端から反対側まで行くのはほぼ不可能なほど山々しく、小さな木製のフェリーが村民達の頼る唯一の移動手段となっています。100もの部族が8つの言語を50の違ったアクセントで話すと言われ、この島の文化の多様性が伺われます。